僕は開拓者の夢を見る

雑記ブログ。ゲームだったりエッセイだったり。

いつか霧の中からは抜け出せるもので

 久しぶりの更新。

 

日記はこれまで定期的に書いてはいたけれども、ブログを書こうとまでは至らなくて、ここまで放置してしまっていた。

しかし、とある知り合いの、同じく鬱になってしまった人のブログを見たことで少し影響されて、久々に書いてみることにした。

 

前の記事を書いていたのは9月のこと。当時も、それまでに比べればだいぶ回復していて、割と前向きな気持ちで最初の記事を書いたことを記憶している。

それでも今と比べれば、回復には程遠かったのだろう、ブログからは遠のくどころか、10月から11月頭にかけては精神的にしんどい日々が続いていた。

 

少し回復したのは大学院の休学が正式に決定してからだろうか。休学を決定するのが怖い、そもそも学校で面談をしたくない、などと休学手続きを進める上で障壁は非常に大きかったのではあるが、それが終わってしまうと肩の荷が下りたようで、少し体調が安定したのだ。

 

そこで一気にバイトをやってみることにした。一か月のみであるが、百貨店の裏方で仕事をした。週3~4回、フルタイムの勤務である。

仕事自体は頭を使う必要がない力仕事であったが、社会復帰に向けて体力面と精神面でのリハビリが必要であった私にとっては、「ちょうど良い」バイトであったと思う。幸い職場の環境にも恵まれ(百貨店という環境上、年上女性が多い)、非常に良い効果をもたらしてくれたようだ。

最初は一日でも多く行ければ良いという気持ちで始めた短期バイトであったが、当初の予定通り一か月間通い続けることができたのである。これは私にとってかなりの進歩であり、自信につながったと自負している。

 

現在は、薬を飲まなくとも夜は眠れるようになっているし、抗うつ薬も飲んでいない。朝も不安なく起きることができているし(日内変動がない)、食事も3度とれている。通勤、通学をしていないということを除けばほぼ回復したといってもよいだろう。

 

タイトルにある「霧の中から抜け出した」という表現であるが、精神疾患にかかっていた期間中、本当に頭が働かなくなっており、薄暗い霧の中に迷いこんでしまったかのように感じていたことから思いついたものである。

恥ずかしながらこれまで、学校のお勉強ができる、ということを一つのアイデンティティとして生きてきたような人間なので(大学ではとにかく勉強が楽しかった)、頭が働かない、というのは何よりの苦痛だった、と思う。頭がクリアになってからは、本が楽しめるようになり、少し余裕をもって世界を眺められるようになっているような気がする。

 

きっと1年前に見ていた世界と、今見ている世界は、大きく変わっているのだろう。それは良い変化でもあるし、悪い変化でもある。「正しさ」の議論は意味をなさないことはよくわかっている。

 

今自分にできることは、今現在をただ感じ、未来を楽しみに、のんびりと生きていくことなんだと思う。

 

 

 

いずれ細かいエピソードなんかもブログの記事にしていこうと思っています。なんだかんだ自分がどん底にいるときに、多くの同じような人のブログは読ませてもらい励まされていました。そんな経験から、自分もそういったエピソードを残すことは、少しは意味があるのかな、と思っています。ほとんどは自分の整理のためですが。